鶏ふんがアサリ復活の救世主に 博多の水炊き店が「海の肥料」を開発

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松本真弥
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 博多名物の水たき店を運営する会社が「海の肥料」をつくった。アサリが激減した干潟にまいたところ、収穫量が回復する成果を上げている。原料となるのはツンとした臭いで厄介者とされる鶏のふん。畑ではなく、なぜ海へ出たのか。

 世界遺産厳島神社がある広島県の宮島の対岸に広がる干潟は、ブランドアサリ「大野あさり」の産地だ。収穫を前にした2月、一帯には約2メートル間隔で、親指大の黒い塊がまかれた。

 アサリやムール貝を養殖する濱本水産(広島県廿日市市)は2018年からこの肥料を使っている。15年ほど前にはほとんど「壊滅状態」だったアサリの漁獲量が、ここ1~2年は10~20トンほど確保できた。

 同社の4代目・濱本恵津生社長(74)は「古くからの産地にアサリが戻ってきた。いつになるかはわからんけど、100トンまで取れればいい」と話す。

海の「貧栄養化」

 肥料を開発したのは、「水たき料亭 博多華味鳥」を展開する「トリゼンホールディングス」(福岡市)。子会社を立ち上げ、漁業者らと取れ高の改善に取り組む。肥料の「MOFU」の主原料は鶏ふんだ。

 なぜ海なのか…

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