コロナ保険 販売停止や値上げ相次ぐわけ 保険料据え置きの保険も
小出大貴 江口英佑
新型コロナウイルスに感染すると保険金がもらえる「コロナ保険」で、販売停止や保険料の大幅な値上げが相次いでいる。感染の拡大と加入者の増加がいずれも想定を大きく超え、対応を迫られた格好だ。
10日からコロナ保険「コロナお見舞い金」の保険料を3倍にした損保ジャパンの計算が狂い始めたのは、1月上旬だ。オミクロン株の感染が急拡大し、昨年12月16日に販売開始後、1万件に満たなかった契約件数が一気に増加。1万件を突破した1月13日は、その日だけで6700件を超える加入があった。同社関係者によると、このころから保険料の値上げや、販売停止の検討を始めたという。
その後、加入件数の増加ペースはさらに加速。25日に10万件、2月1日に20万件を超えると9日時点で35万件に達し、値上げに踏み切った。損保ジャパンの担当者は「ここまでの加入者数の増加は、なかなかない」と見通しの甘さを認める。
申し込みが殺到した背景には…
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