組み体操で落下し後遺症、市が2千万円支払いへ 教員が近くにおらず

堀越理菜
[PR]

 熊本市北区の市立中学校で2012年、組み体操の練習中に落下して頭を打ち、視力が落ちる後遺症が残ったとして、特別支援学級の1年生だった男子生徒とその両親が、市に慰謝料など約4300万円の損害賠償を求めた訴訟で、市は9日、熊本地裁の勧告を受け入れて和解する方針を明らかにした。和解金として2千万円を支払う。

 訴状などによると、生徒は12年5月、2人1組の組み体操で落下。後頭部を打ち、急性硬膜下血腫などと診断され、目に障害が残った。16年に熊本地裁に提訴した。

 市は、教員が近くにいなかったことなどから、安全配慮義務を果たしていなかったとして、和解を決めた。昨年9月に最初の和解勧告があったという。関連予算案を定例議会に提出する。(堀越理菜)