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3回目接種が進むまでは行動抑制を 長崎大が福岡の感染推移を解析

新型コロナウイルスオミクロン株

安田朋起
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 新型コロナウイルスの感染拡大にはブレーキがかかりつつあるが、行動が元に戻るとすぐにリバウンドする――。そんな解析結果を長崎大の有吉紅也教授(臨床感染症学)らが発表した。「これまでの対策はオミクロン株にも一定の効果を上げている。今の対策をなるべく長く続け、その間にワクチンの3回目接種を普及させることが大事だ」と話している。

 数理モデルに基づき、9日時点で最新の感染者数の推移を解析した。福岡県の場合、年初の連休明けの1月11日から人との接触が45%減に、まん延防止等重点措置を要請した24日以降は59%減になったと推定した。

 今後のシナリオも予測。2月中は今の状態が続き、3月1日から人との接触が2倍に増えるとすると、1日あたりの感染者数は3月29日に約6・6万人まで膨らみ、収束までの累積感染者数は県民の75%の約380万人に達してしまうという。

 一方、4月1日から接触が1・5倍に増える場合は感染者数のピークが5月20日にずれ、3回目接種の効果も大きくなる。有吉教授は「オミクロン株の感染はそんなにすぐには終わらない。唯一の希望はワクチン。対策を緩める時期を遅らせるほど、リバウンドを抑え込める」と指摘する。(安田朋起)

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