カメラの盗難きっかけに「社会復帰」 日本を代表する折り紙作家へ

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石山英明
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 日本を代表する折り紙作家の一人、山口真さん(77)はカメラマンを志していた20代のとき、滞在先の欧州で車上荒らしにあい、人生が変わった。

 東京都文京区の住宅街に、知る人ぞ知る折り紙のギャラリーがある。高層マンションの2階テナント部分に入ると、息をのむ光景が広がっていた。

 日本を代表する折り紙作家の1人、山口真さんが代表を務める「おりがみはうす」。その展示スペースには、翼を広げたフクロウ、とぐろをまくコブラ、剣と盾を手に立つバイキング、歌舞伎の一場面など、世界中の折り紙作家の手による名作100点以上が所狭しと並ぶ。鳥の羽根や蛇のうろこ、服のひだなど、1枚の紙からつくられているのが信じられないほどのリアルさだ(現在はコロナ対策で公開を停止)。

 折り紙に関わって半世紀。自身の作品数は「1千は超えている」。歌舞伎や日本舞踊の演目から着想を得た「連獅子(れんじし)」や、1段ずつつくって積み重ねる「クリスマスツリー」が代表作だ。「折り紙でつくれないものは、基本的にありません」

 最初に完成型をイメージして…

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