北京オリンピック(五輪)のフィギュアスケート男子フリーでクワッドアクセル(4回転半)に挑んだ羽生結弦(27)。「よくトライしてくれた」と語ったのは、国際スケート連盟(ISU)の審判を長く務めた日本スケート連盟名誉審判の杉田秀男さん(87)。杉田さんに得点を分析してもらった。
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回転不足ではあったが、4回転半ジャンプと認定された。自分のタイミングで着地ができるのは、時間の問題だと感じている。
フリーの188・06点は、全体でみると3位だった。
冒頭の4回転半を転倒(回転不足)。そして2回目のジャンプの4回転サルコーも転倒(回転不足)となった。
転倒すると、プログラムそのものが切れることになる。最初のエレメンツ(要素)で二つのミスをすると、全体の点数に大きな影響が出てくるケースが多いが、今回は点数はしっかり出ていたと思う。
なぜ、点が高かったか。それ…
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