羽生結弦、転倒2回でも高得点の理由 元国際審判「挑戦を続けて」

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聞き手・室田賢
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 北京オリンピック(五輪)のフィギュアスケート男子フリーでクワッドアクセル(4回転半)に挑んだ羽生結弦(27)。「よくトライしてくれた」と語ったのは、国際スケート連盟(ISU)の審判を長く務めた日本スケート連盟名誉審判の杉田秀男さん(87)。杉田さんに得点を分析してもらった。

     ◇

 回転不足ではあったが、4回転半ジャンプと認定された。自分のタイミングで着地ができるのは、時間の問題だと感じている。

 フリーの188・06点は、全体でみると3位だった。

 冒頭の4回転半を転倒(回転不足)。そして2回目のジャンプの4回転サルコーも転倒(回転不足)となった。

 転倒すると、プログラムそのものが切れることになる。最初のエレメンツ(要素)で二つのミスをすると、全体の点数に大きな影響が出てくるケースが多いが、今回は点数はしっかり出ていたと思う。

 なぜ、点が高かったか。それ…

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