PCR求めた露、仏大統領はDNA採取恐れて拒否?会談の距離は…

有料記事ウクライナ情勢

パリ=疋田多揚
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 ウクライナ情勢をめぐってマクロン仏大統領がロシアのプーチン大統領とモスクワで7日に会談した際、新型コロナウイルスのPCR検査を受けるようプーチン氏側に求められていたことがわかった。ロイター通信が10日、マクロン氏周辺の話として報じた。マクロン氏側はDNAがロシアの手に渡るのを恐れて拒んだという。

 同通信によるとマクロン氏は、PCR検査を受けない限り、会談の際に厳格な隔離対策をとる、とロシア当局から通告された。

 マクロン氏周辺は、「首脳同士の握手もなければ、会談も長机を使うということだと受け取った」と同通信に語った。マクロン氏にとっては、プーチン氏と腹を割って話せる関係だと仏国民に印象づけるチャンスでもあったが、やむなくロシアの条件を受け入れた。

 会談で両首脳は、長さ4メー…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2022年2月11日12時5分 投稿
    【視点】

    マクロン大統領にはフランスの医師が同行しているはずです。あるいは大使館に医務官か看護師がいるはずです。フランス側の責任でPCR検査を行い、その結果をロシアに伝えるという手段をなぜ取らなかったのか不思議です。一般に国家首脳の健康状態は最高レベ

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