女川原発、住民不在で避難訓練 「蚊帳の外、絵に描いた餅」との声も

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原篤司 福岡龍一郎 根津弥
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 東北電力女川原発宮城県石巻市女川町)で事故が起きたと想定した国の原子力総合防災訓練2日目となった11日、即時避難が必要な原発から5キロ圏の模擬避難訓練などがあった。

 ただ、コロナ下のため住民は参加できず、「どれだけ意味があるのか」と疑問視する地元の声もあった。(原篤司、福岡龍一郎、根津弥)

 女川町にある離島の出島(いずしま)では、船で島民を内陸に避難させる想定の訓練があった。

 午前9時20分、島民役を務める町職員3人がフェリー「しまなぎ」に乗り込んだ。約20分後に女川港に到着。船から下りると、港に待機していたバスに乗り込み、約50キロ北西の栗原市の避難先に向かった。

 避難計画では、出島の島民は…

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