ピリピリした「新入社員」が真の王者になるまで 小平選手の13年間

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畑宗太郎
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 スピードスケート女子の小平奈緒選手(35)は13日夜、500メートルの連覇に向けて4回目の五輪に臨む。小平選手の活躍を10年以上支えてきた所属先、相沢病院(長野県松本市)の相沢孝夫理事長(74)は小平選手の成長をどうみているのか。

 「今とはまるで、全く違う人でしたね」

 相沢さんは、2009年に病院に入った大学卒業直後の小平選手をよく覚えている。まだスケート選手としては今のような知名度はなかった。「まだいわゆる大卒の新入社員。応援に行っても、レース前にピリピリしているのが見てとれた」と振り返る。

37連勝の影に

 転機はオランダ留学だった。

 10年バンクーバー五輪の団…

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