広島政界「辞職ドミノ」どこまで 「起訴相当」後、見え隠れする打算
大久保貴裕 戸田和敬 比嘉展玖
2019年の参院選で河井克行元法相(58)と妻の案里元参院議員(48)から現金を受け取った広島の地元議員の「辞職ドミノ」が起きている。検察審査会が「起訴相当」と議決したためだ。水面下で辞職する時機を探っている議員もおり、さまざまな打算と思惑が交錯している。
「起訴相当」議決後、6人が辞職
「慚愧(ざんき)に堪えない。ご迷惑をかけ、このような結果になって申し訳ない」
10日、広島県議の下原康充氏(70)は頭を下げた。この日は下原氏ら県議3人が辞職した。2月以降、辞職したのは県議4人、広島、呉両市議各1人の計6人にのぼる。うち5人は自民党所属だ。
朝日新聞の取材では、水面下で辞職を検討しながら、表明のタイミングを計っている議員が複数いることもわかりました。辞職の連鎖はいつまで続くのでしょうか。
一連の事件で、河井夫妻から…