うまい棒5千本以上使って万里の長城やパンダ 解体後は食べられます

石川和彦
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 鳥取県湯梨浜町にある中高一貫校・湯梨浜学園の高校1年生16人が、駄菓子の「うまい棒」を5千本以上使い、中国を代表する名所「万里の長城」など5作品を作り上げた。「古今中国名所巡行」と題し、町内の中国庭園「燕趙園」で展示している。27日正午まで。

 燕趙園と湯梨浜学園の連携事業。園が利用者を増やす取り組みについて学園に相談し、SDGs(持続可能な開発目標)の学習の一環として、生徒たちが再生利用できる建造物づくりに取り組んだ。

 使ったのは廃材の段ボールと、味によってパッケージの色が違う「うまい棒」。包装したまま使うことで、終了後には食べられるようにした。

 生徒たちは昨年11月から約3カ月かけ、約1千本のうまい棒を使って「万里の長城」(延長約10メートル)を完成させたほか、「ポタラ宮殿」、「上海テレビ塔」(高さ約3メートル)、「広州タワー」(同)、「ジャイアントパンダ」も制作。いずれも段ボールで型を作り、袋に入ったままの「うまい棒」をテープで貼り付けるなどした。県内の芸術家の助言を受け、段ボールはスーパーから提供されたという。

 10日にあった内覧会では、生徒たちが各作品を説明。「遠近法を使って窓の大きさを変えました」(ポタラ宮殿)、「れんが状に積み立て、高さを出すところを頑張りました」(万里の長城)などと話した。

 ジャイアントパンダを作った4人のうち、中山楓(かえで)さん(15)は「思った以上にパンダになった」。丸みを帯びた体の線を表現するため、堅い段ボールを2枚に裂き、くしゃくしゃにして軟らかくする工夫をしたという。

 展示最終日の27日午後1時から解体し、使った「うまい棒」を来園者に配る。入園は有料だが、今回の展示のみの観覧は無料。(石川和彦)