かつての「兄弟国」なぜ攻撃? プーチン氏が離したくないウクライナ

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モスクワ=中川仁樹
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 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部で特別な軍事作戦を行うことを決めた。「兄弟国」とも呼ばれる、かつてのソビエト連邦(ソ連)の仲間を、なぜロシアは攻撃しようとするのか。その背景と経緯をまとめた。

 今回の侵攻の背景にあるのが、2014年2月に始まったウクライナ危機だ。

 当時のヤヌコビッチ大統領は、「ロシアも欧州も」の路線を大統領選で掲げて当選したが、13年11月に欧州連合(EU)との経済連携協定を断念すると、親ロシア路線を鮮明にした。

 これに反発した市民が反政権…

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