全裸で目隠し 夜の墓に立たせて叱る 死亡した5歳女児の虐待事件 

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 岡山市で5歳だった女児を鍋の中に長時間立たせる虐待を繰り返したとして母親と内縁の夫が逮捕された事件で、2人がその1年前に全裸の女児に目隠しをして夜の墓地に立たせ、叱責(しっせき)していたことが捜査関係者などへの取材で分かった。2人は「入浴中に騒いだため、懲らしめるつもりだった」と話したという。

 女児は西田真愛(まお)ちゃん。逮捕容疑の虐待があった2021年9月に救急搬送され、22年1月に6歳で死亡した。

 岡山県警が強要容疑で逮捕したのは西田彩容疑者(34)と内装工の船橋誠二容疑者(38)。船橋容疑者は容疑を認め、西田容疑者は否認しているという。

 県警や関係者によると、岡山市内の墓地で20年9月23日、「子どもが立たされたまま叱られている」と通行人から県警に通報があった。

 通報は午後10時ごろで、真愛ちゃんは全裸で目隠しをされた状態だった。通行人が現場にいた両容疑者に「そんなことしたらいかん」と注意したところ、2人は真愛ちゃんを連れて立ち去ったという。

 県警の通告を受けた岡山市こども総合相談所(児相)が真愛ちゃんを翌24日に一時保護し、2人と面談した。

 2人は「(真愛ちゃんが)入浴中に騒いだため、二度とさせないように怖がる墓地へそのまま車で連れ出した」「目隠しはより怖がらせるためだった」と説明。連れ出したのは通行人に見つかる約1時間前だと話したという。船橋容疑者は過去にも墓地で2、3回叱ったと話した。

 2人は面談で「今後はしない」と反省の態度を示したといい、児相は10月7日までの14日間で一時保護を解除した。児相は家庭訪問などを続けたが、真愛ちゃんはその約1年後、虐待を受けた後に意識不明で搬送され、4カ月後に低酸素脳症で死亡した。児相はこの間、船橋容疑者とは面談できず、21年1月に電話で話しただけだった。

 2人の逮捕容疑は21年9月に計5回、真愛ちゃんを殴るなど暴行し、いすの上に置いた鍋の中に約3~6時間ずつ立たせたというもの。全裸の状態で液体をかけ、扇風機の風を当て続けることもあったという。

■虐待の時期、母と園へ…

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