第46回児童養護施設で先輩から性暴力 自分も加害者になる恐怖と闘って

有料会員記事

編集委員・大久保真紀
[PR]

 東日本に暮らす50代の女性は、いまもいろんな記憶が途切れ途切れだ。だが、ひとつだけ自分に強く言い聞かせてきたことがある。

 「私の人生は加害者にならないための闘いだった。いまも、子どもには近づかないようにしている」

子どもたちの心身とその後の人生を脅かす性暴力について考える企画「子どもへの性暴力」第6部は、子どもたちの間で起こる性暴力について取り上げます。

 物心ついたころから児童養護施設で生活した。親と暮らせない子どもたちが、大人数で共同生活をしていた。

 小学2年のころだ。

 中学生ぐらいのひとりの女の先輩に施設の屋上に呼び出された。

 日の光を浴びながら、先輩は…

この記事は有料会員記事です。残り1616文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    大久保真紀
    (朝日新聞編集委員=子ども虐待など)
    2022年2月23日18時50分 投稿
    【視点】

     子ども間に起こる性暴力、特に児童養護施設の場合は、生活をともにしている子どもたちの間で性暴力が起こると、被害者だった子どもがその後、加害者になるということは珍しくありません。つまり加害者も、かつては被害者だったということがよくあるというこ

連載子どもへの性暴力(全47回)

この連載の一覧を見る