茨城県は14日、新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養中だった70代の男性が亡くなったと発表した。自宅療養者の死亡は同県内では初めて。
県によると、男性は8日に発熱。9日に医療機関を受診し、PCR検査の結果、10日に感染が判明した。男性には基礎疾患があったが、軽症だったため医師は直ちに入院の必要がないと判断したという。
保健所が症状などを聞き取る予定だった12日早朝、家族が異変に気付いたが、救急隊が到着した際、すでに死亡していたという。
県は、新型コロナの感染者について、原則入院か24時間態勢で看護師が常駐する宿泊療養施設に入所する方針を崩していないが、「第6波」の感染急拡大に伴い、自宅療養を選ぶ人が増えていると説明している。13日時点の自宅療養者は8400人で、療養者全体の9割近くに達しているという。(佐々木凌)
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