津波が傷付けた人々の心 いま必要な支援は? トンガ噴火から1カ月

有料会員記事新型コロナウイルストンガ噴火 その衝撃

ジャカルタ=半田尚子
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 南太平洋のトンガ諸島で海底火山の噴火が起きてから2月15日で1カ月がたった。

 トンガ国内では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、政府はロックダウンに踏み切った。人々の生活を立て直すための復旧作業は道半ばだ。トンガでは今どんな支援が求められているのか。専門家に聞いた。

 「津波で島や建物だけでなく、人々の心も傷ついた。心のケアを必要とする人が想像以上にたくさんいます」。そう語るのは、首都ヌクアロファに住む慈善活動家のピーター・ポールセンさん(65)だ。ヌクアロファロータリークラブ元会長で、地域の支援活動にあたっている。

 ポールセンさんによると、噴火が起きた翌週、トンガに雷雨が降りしきった。ポールセンさんの元には、雷鳴を火山の噴火と勘違いした住民たちから「また噴火したのか?」と尋ねる電話が多く寄せられた。大型トラックが走る騒音や引き戸がガタガタと鳴る音に反応し、不安を感じる被災者もいるという。

 だが今、国内はロックダウン中で新型コロナの感染者以外は病院に近づけない。ポールセンさんは「病院はカウンセリングを受けられる状況ではなく、子どもたちの状況も心配です」と話す。

 新型コロナは復旧の足かせに…

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