渡部暁斗、ジャンプと距離の練習より重視したこと 追求した先の銅

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勝見壮史
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 ノルディック複合男子個人ラージヒルで、後半距離の競技場前、最後の上り坂を、渡部暁斗がトップで通過した。先頭集団を引っ張ってきた疲労、零下19・8度の刺すような寒さ。限界の一歩手前だった。

 残り数百メートル、誰に抜かれたのかも分からなかった。「考えるのをやめて、エネルギーを体に使って走った」。最後、足を伸ばせたのかも覚えていない。1位と0・6秒差、2位とは0・2秒差だった。

 今季ワールドカップは5位が最高。「執念だった。メダルが取れただけ、上出来なんじゃないかな」。目標とは違う色だが、堂々の3大会連続メダルだ。

 前半ジャンプで、135メー…

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