第1回なぜ今ウクライナに? 首都めざす乗客の事情 「母が…」「夫が…」

有料会員記事ウクライナ情勢

キエフ=金成隆一
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 ロシアがウクライナへの軍事侵攻にいつでも踏み切れると警戒し、米国や英国が首都キエフの大使館員の家族に退避を命じた――。ロンドン特派員の私がキエフ入りの準備を始めたのは、そんなニュースが流れている時だった。

【連載】ウクライナ危機 市民は今

ロシア軍が国境に集結し、ウクライナを巡る緊張が高まっています。市民たちは、どんな思いで成り行きを見守っているのでしょうか。記者が現地に入りました。

 緊迫する現地の情勢を取材するため、同僚とキエフで落ち合うことにしていた。1月27日は直行便がなく、ポーランド経由となった。

 こんな情勢下でキエフに入る人はどれほどいるのか。搭乗率は5割ほどか。そんな想像をしながらワルシャワの空港の搭乗口に急ぐと、意外なことに待合室は席を見つけるのに苦労するほど混雑していた。

 緊張が伝えられる時期にキエフ入りする理由は何か。人々に声をかけた。

「いいかい、よく見て」

 ジーンズ姿の男性(63)は…

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連載ウクライナ危機 市民は今(全120回)

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