NATO「注意深く楽観している」 ロシアの対話継続姿勢に
ブリュッセル=青田秀樹
緊迫するウクライナ情勢をめぐってロシアが欧米との対話を続ける姿勢を示したことについて、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、「注意深く楽観している」と語った。ただし、ウクライナ周辺でのロシアの軍備増強が収まる気配はないといい、警戒を解くわけにはいかないとの姿勢を示した。
16、17日に開くNATO国防相会議を前にした記者会見で語った。ストルテンベルグ氏は「注意深い楽観の余地が生まれた」としつつも、ロシア軍はウクライナへの新たな攻撃ができる態勢をとっていると指摘。「これまでに、現場では緊張緩和のサインはまったく見られない」と述べた。
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