第2回軍事訓練を志願する市民 「占領下で生きたくない」51歳母親の覚悟

有料会員記事ウクライナ情勢

キエフ=金成隆一
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 ロシアが国境周辺に10万人規模の軍を集めるなか、ウクライナの首都キエフ近郊の山林では毎週末、「領土防衛軍」が民間人対象の軍事訓練を繰り返している。

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ロシア軍が国境に集結し、ウクライナを巡る緊張が高まっています。市民たちは、どんな思いで成り行きを見守っているのでしょうか。記者が現地に入りました。

 ウクライナ政府は、市民に「冷静」になるよう呼びかける一方で、有事に備えて志願者で組織する領土防衛軍の強化も急いでいる。

 「参加者の車両のナンバープレートは撮影しない」。そんな条件で2月5日(土曜)の取材が認められた。

 体感温度は零下6度。集まった市民は300人ほど。多くは右肩にウクライナ国旗を付けた迷彩服を着込んでいるが、私服の参加者も1割ほどいた。

 この日、宣誓文を読み上げ、契約書に署名して入隊したのは弁護士ら10人。内務省などによる身元証明や面接、身体検査があり、犯罪歴や精神状態もチェックされる。

 宣誓式が終わると、武器庫からライフル銃が次々と取り出され、参加者に手渡された。

 訓練の開始だ。

 初心者のグループは、本物の銃ではなく、木製の銃の模型を両手で抱えて訓練していた。腰を落として銃を構え、指導者の掛け声に従って隊列を組んで移動する。その繰り返しだ。

 休憩の時間。私服で参加して…

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