土地闘争のリーダー、死去から20年 ふるさと沖縄・伊江島で写真展

有料会員記事沖縄・本土復帰50年

藤原慎一
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 敗戦後の沖縄で、米軍の暴力的な土地の収奪にあらがい続けた阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さん(1901~2002)が亡くなって、今年で20年。激しい接収が行われていた55年から60年代に阿波根さんが撮影した写真の企画展が、ふるさとの沖縄・伊江島(伊江村)で開かれている。会場に並ぶのは、「土地闘争のリーダー」が愛した島の人たちの写真だ。

 沖縄本島北部の離島・伊江島は、太平洋戦争末期の沖縄戦で米軍の猛攻を受け、島民の半数近くに上る約1500人が死亡した。敗戦後に米軍の占領下に置かれると、沖縄各地で53年以降、「銃剣とブルドーザー」と呼ばれる土地の強制接収が行われた。

 沖縄戦で一人息子を失った阿波根さんも、自宅を米軍に壊され土地を取り上げられた。米軍による被害や、島民による抵抗運動を記録するため、阿波根さんはカメラを手に撮影を始めた。保存されたネガは2600コマに上る。

 今回の企画展には、55年~…

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