アサヒビール博多工場が25年に生産終了 「新九州工場」として移転

加藤裕則
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 福岡市博多区竹下にあるアサヒビール博多工場が2025年末に稼働を終え、新たに設ける新九州工場(仮称)で26年以降に操業を始める。アサヒグループホールディングスが15日発表した。新工場の場所は博多工場の近隣を検討しているが、福岡県内や県外になる可能性もあるという。

 博多工場はJR竹下駅近くにあり、敷地面積は約12万平方メートル。1921年に操業を開始し、同社の国内工場では2番目に古い。「スーパードライ」「クリアアサヒ」など主力製品を生産し、主に九州向けに出荷してきた。ビール類の需要が全国的に減る中、グループ全体で生産拠点の再編に対応する。

 新工場ではビールのほか、ノンアルコールビールやグループのアサヒ飲料が手がける様々な飲料や容器を製造する。グループの次世代生産体制のモデル工場と位置付け、製造方法の見直しなどでエネルギー使用量を従来比で半減する。

 約120人の従業員の雇用は新工場への配置転換を中心に検討する。移転後の跡地は売却する方針。(加藤裕則)