武術、陸上から… 国家戦略で五輪選手「急ごしらえ」当事者の胸の内

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張家口=畑宗太郎
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 4年前にはハードルの選手だった少年が、北京冬季五輪ではスキージャンプ選手に――。北京五輪の開催国として「冬季スポーツ大国」を目指す中国は、別の競技の若手選手を冬季競技に転向させ、ゼロから「急ごしらえ」する国家プロジェクトで、選手たちを大舞台に送り出している。

 スキージャンプ混合団体があった今月7日、宋祺武選手(20)は伸び悩んだが、直後の取材には充実感をにじませた。「初めて五輪に出られた。一流選手の技が見られて、いい勉強の機会をもらった」

ジャンプ 手と足が無事なら…

 4年前、宋選手は雪を見たことすらなかった。

 成都と重慶という中国南部の二つの大都市に挟まれた、四川省資陽市の出身。小さい頃から陸上に親しみ、13歳でハードルの省代表に選ばれた。

 2018年の暮れごろ、コーチから「五輪に挑戦してみないか」と転向を打診された。陸上の成績が伸び悩んでいたこともあり、試してみようと思った。

 当初は恐怖との戦いだった…

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