官製談合容疑、南富良野町長認める 21日辞職へ

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 北海道南富良野町が発注した道の駅の機械設備工事をめぐる官製談合容疑事件で、町長の池部彰容疑者(72)が入札情報を業者側に漏らしたことを認める供述をしていることが、担当弁護士への取材でわかった。21日付で町長を辞職する意向という。

 弁護士によると、池部町長は接見の際、漏洩(ろうえい)の手段について、仲介役とされる会社役員秋山隆容疑者(70)=公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕=に、逮捕容疑となった工事の入札情報が入ったCDを直接渡した、と説明した。捜査当局の調べにも同様の供述をしているという。

 池部町長は辞職願を弁護士に預け、「入札制度の公平性が妨害されることもわかっていた。道の駅は町の一大プロジェクトだったのに、町民に申し訳ない」と話したという。

 捜査関係者によると、問題の工事の一般競争入札で落札した共同企業体(JV)の代表会社の社長有我充人容疑者(54)=同=は「受注できるよう秋山容疑者に依頼し、金も渡した」と供述。秋山容疑者も金を受け取ったことを認めているという。道警は、金の流れを調べている。

 池部町長は昨年5月中旬ごろ、秋山容疑者を通じて有我容疑者に予定価格を算出するもとになる工事価格を漏らし、翌6月の入札で有我容疑者のJVに落札させたとして、14日に逮捕された。