新参者が率いた選挙、なぜ勝てた 初当選米ボストン市長の陣営責任者

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編集委員・秋山訓子
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 昨年11月の米ボストン市長選で、当時36歳で台湾系のミシェル・ウー氏が初当選した。初の女性、非白人でも初で注目された。陣営の責任者だったのが赤井マリルさん(28)だ。選挙戦は「伝統」と「非伝統」の組み合わせだった。(編集委員・秋山訓子)

 ボストン市長選に立候補したウー氏は候補者も陣営のスタッフも若かった。支持をどう広げたのか知るためにも、赤井さんのキャリアをたどってみよう。

 「大学を出て小さい頃からなりたかった教師に。とてもやりがいがありましたが、教室外で決められてしまうことが多い。政策に問題があるんです。それで政策を学ぼうと決めました」

 ワシントンDCの非営利団体でアジア系アメリカ人の教育などを学び、2018年、たまたまメリーランド州知事選のスタッフにならないかと誘われた。

 「仕事が見つからなかったので、とりあえずやってみようと。すると選挙キャンペーンの仕事って、とても教師と似ていた。教師は生徒に教えるだけでなく、家族や地域とも付き合って、学校がどうあるべきか考える。選挙も支持を広げるためにいろんな人と話して納得してもらい、地域の未来を考えます」

私たちのやり方で

 知事選後には大統領選のウォーレン陣営に声をかけられ、20年にウォーレン氏が撤退するまでスタッフを務めた。

 「人生が変わる体験だよと言われて。実際そうでした。私は組織作りを担って、全米各地に出かけました。刺激的で、多くを学びました。そこでミシェルとも出会ったのです」

 ウー氏に自らの市長選の責任…

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