高木美帆、有終の金 体はボロボロ、立ち続けて知ったリンクの「癖」

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菅沼遼
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(17日、スピードスケート女子1000メートル)

 張り詰めた緊張が解けたように、ヨハン・デビットコーチと抱き合うと涙が流れた。「ありがとう」という言葉だけを交わした。

 届きそうで届かなかった五輪の金メダル。高木美帆の13日間、5種目7レースにわたる挑戦は、最高の形で幕を閉じた。

 この日の朝、姉の菜那からは笑って言われた。「銀メダル四つでも、快挙らしいよ」。明るい雰囲気で、最後のレースに送り出され、のびのび滑った。

 「最後まで滑りきることと…

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    稲崎航一
    (朝日新聞編集委員=スポーツ、野球)
    2022年2月17日21時39分 投稿
    【視点】

    「最終的にはどの種目をやりたいの?」 10数年前、中学生だった高木美帆さんにアホな質問をしたことがあります。 それまで、日本のスピードスケート界で世界に通用するのは、清水宏保さんや加藤条治さん、長島圭一郎さん、岡崎朋美さん、そして若

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