赤ちゃんの顔に客観的「かわいさ」発見 ネコなどにも共通する特徴

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竹野内崇宏
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 赤ちゃんの顔には、多くの人が共通して「かわいい」と感じる特徴がある――。

 大阪大学と大阪電気通信大学の研究チームは、コンピューターで足し合わせた国内の赤ちゃんの画像を使った実験で、「顔全体が丸みを帯びている」などの客観的な「かわいさ」が存在することを突き止めた。ただ、「赤ちゃんをかわいいと感じる要素のほんの一部に過ぎない」という。

 実験に挑んだのは、人間の赤ちゃんやネコを「かわいい」と感じる理由や要素を研究している入戸野(にっとの)宏・大阪大教授(実験心理学)らのチーム。実験の成果が18日にオンライン科学誌に掲載される。

 「近づきたい」「害を感じない」といった多くの人が感じる「赤ちゃんのかわいさ(cuteness)」の中にも、物理的な特徴で説明できる要素があることは約80年前に提唱されている。

 「丸みを帯びた体形」「大きな頭」「手足が短い」などの特徴はベビースキーマ(赤ちゃん図式、ベビーシェマとも)と名付けられ、ネコや、動物の子どもにも共通の特徴として知られる。人間の赤ちゃんでは欧米で研究が進んでいた。

 そこで研究チームは生後6カ月の日本の男女の赤ちゃん計80人の写真を集め、実験参加者200人(20~69歳の男女)に見てもらい、主観的にかわいいと思う度合いを教えてもらった。

 よりかわいいと感じた参加者が多かった赤ちゃん10人と少なかった10人の写真をそれぞれ合成し、実際には存在しない2人の赤ちゃんの画像を作製。顔の輪郭や目の位置など179カ所を比較した。

 すると、かわいいと感じた参加者が多かった方に「顔全体が丸みを帯びている」「目が大きく、顔全体のより下側にある」といった、これまで知られていたベビースキーマと一致する特徴が見られた。

 この特徴が多くの赤ちゃんや…

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