「お寺にハンバーガー自販機」なぜ 自費購入した広島の住職の願いは

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三宅梨紗子
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 400年以上の歴史がある広島のお寺に1月末、ハンバーガーの自動販売機がお目見えした。黄と赤の2色が際立つポップな外観だ。「なぜここに」。理由を探ると、住職が込めた願いが見えてきた。

 原爆ドームから徒歩5分。広島市中区十日市町の本覚寺の境内にハンバーガー自販機はある。

 300~350円の6種類。バーガーは冷蔵で、電子レンジで温めて食べる。バンズはふわふわ、パティは肉厚で食べ応えがある。広島名物のお好み焼き風や定番のチーズバーガーが早くも人気だ。多いときは週に100個ほど売れる。お寺らしく、箱にはおみくじも。

 設置したのは住職の渡部公友(こうゆう)さん(51)だ。1590年に開基され、毛利輝元が広島に城を築いた直後の1600年に現在地に移ったという日蓮宗の寺の34代目。きっかけはテレビでハンバーガー自販機を見たことだった。

 レトロな見た目に懐かしさを感じた。「お寺にハンバーガーなんてどこにもなさそう。おもしろい」

 妻とも相談し、長野県飯田市の業者から自販機を購入した。自販機に入れるバーガーを保管する業務用冷凍庫も買いそろえた。在庫管理、商品発注もすべて渡部さんがしている。

 そこまでしてなぜ――。

 渡部さんには二つの願いがあ…

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