事件前に駅で着火剤、業務妨害した疑い 東大前刺傷、高2を追送検

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 東京大(東京都文京区)前で3人が重軽傷を負った刺傷事件で、警視庁は名古屋市の高校2年の少年(17)=殺人未遂容疑で再逮捕=を威力業務妨害容疑で追送検した。捜査関係者への取材でわかった。事件直前、近くの地下鉄駅で不審火を起こすなどして駅員の業務を妨害した疑いがあるという。

 追送検は16日付。捜査関係者によると、少年は1月15日午前8時20分ごろ、東京メトロ南北線後楽園―東大前を走る電車の床にエタノールなどをまき、着火剤を投げるなどして運行を妨害した疑いがある。直後には、東大前駅で着火剤に火を付け、駅員らに消火活動や客の避難誘導をさせた疑いがある。駅では8カ所以上でぼやが起きたが、けが人はいなかった。

 少年はこの後、東大弥生キャンパス西側の路上で大学入学共通テスト受験生の女子高校生(17)と男子高校生(18)を刺したとして殺人未遂容疑で現行犯逮捕され、処分保留となった。この場で通行人の男性(72)も刺したなどとして、2月5日には殺人未遂と銃刀法違反の容疑で再逮捕された。