100周年「春のおどり」開幕 青木るえかの見たOSKの新しい姿

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エッセイスト・青木るえか
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 2月5日から20日まで開幕予定だった「OSK日本歌劇団創立100周年記念公演 レビュー 春のおどり」は、出演者の新型コロナウイルス感染のため、初日が2月18日に変更、全16公演が3日間6公演になってしまった。

 公演タイトルにもあるように、OSKは今年創立100周年であり、OSKが誕生した場所である大阪松竹座での「春のおどり」は、劇団にとっても「今ここで全世界にOSKを見せなかったらいつ見せる!」という、100年に一度のタイミングだったというのに、憎き新型コロナウイルスのせいで出ばなをくじかれた。しかし3日間とはいえ、大阪松竹座での公演が実現できてよかった。

 OSKはこの100年、いいこともあったがたいへんなこともいっぱいあり、ことにここ20年の間には解散だ民事再生だなんだかんだと、神はなぜOSKにこのような試練を、といいたいぐらいたいへんだったのである。そんなわけで逆境には慣れている(そんなものに慣れたくないが)。こんな時には、休まざるをえなかった時期に溜(た)めに溜めたパワーをこの3日間で炸裂(さくれつ)させる、それがOSKスピリットである。

 さて初日の幕が開き、そして…

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