一般受験、就活経て再びレイソルへ 「エリートじゃない」選手の転機

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加藤秀彬
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 一般受験で大学へ進み、就職活動も経験した。決して順風満帆とはいえないキャリアを歩んできた選手が今季、J1柏レイソルに加入した。

 背番号30のMF加藤匠人(たくと)(22)。小学生から柏の下部組織で育ち、筑波大を経てクラブへ戻ってきた。

 筑波大の小井土正亮監督は、加藤のプロ入りに驚きを隠せなかった。

 「フィジカルは強くないし、プロに行くイメージは全くなかった。覚悟の強さでプロをつかみとった」

 埼玉県川口市出身。地元の大宮アルディージャU12の下部組織の入団テストで不合格になり、小学5年で柏レイソルU12に入った。

 柏でU18までプレーし、そのままトップチームへ昇格したかった。だが、その実力がないことも自覚していた。

 「ユースの中でも突出していなかった。高校2年ぐらいから大学進学も考え始めました」

 推薦での入学をめざし、関東の強豪大学の練習に参加させてもらった。でも、推薦枠は取れなかった。

 高校3年の8月から、大学受験とサッカーの両立に奔走し始めた。行きたい大学に入るには、センター試験では、5教科7科目を受けなければならない。

 午前6時前に起きて、学校に…

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