東京ラーメンの栄屋ミルクホール、閉店4カ月で再開へ 守る老舗の味

有料記事

佐藤英彬
[PR]

 ファンに惜しまれながら昨年10月に閉店した東京・神田の老舗ラーメン店「栄屋ミルクホール」が近所に移り、21日から営業を再開する。店主の高橋栄治さん(73)はコロナ禍のなかでも老舗の味を守ろうとしている。

 1945年創業で、昭和風情が残る店として知られていた。借りていた土地の再開発もあって昨年10月にいったん閉じた。昔ながらの「東京ラーメン」を代表する店として有名で、閉店前は連日行列ができた。

 高橋さんは閉じる作業に追われながら、新たな物件を探そうとした。賃料など条件に合うものがなかなか見つからず、「引退」の言葉が頭をよぎった。

 ピンチを救ってくれたのはある不動産業者だった。「近所に良い物件があるので見てみませんか」。そこは以前の店と同じ町内で、大通りから一本入った路地裏の元割烹(かっぽう)料理店だった。数年前に閉店したままになっていたという。

 大きな改修は必要なく、客席のテーブルとイスもそのまま使える。広さは以前の店の2倍近くで、家賃も抑えてくれるなど好条件も重なり、昨年12月に契約を決めた。

 コロナ禍で閉じる飲食店は都内でもめだつ。オミクロン株の感染拡大で、長期休業する店も少なくない。それでも4カ月で再出発するのは、家族で受け継いできた味を断ちたくないからだ。

◆移転先【住所】東京都千代田区神田多町2―2―2。JR神田駅から約150メートル。早川書房の裏手【営業時間】<平日>午前11時~午後2時、午後3時~5時<土曜>午前11時~午後2時。日曜・祝日定休

家族でつないだ77年

 両親が神田で最初に店を開い…

この記事は有料記事です。残り548文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。