陰謀論牽引の「Q」、正体は2人の男性か 欧州の研究チームが名指し

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ニューヨーク=藤原学思
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 日本にも広がる陰謀論集団「Qアノン」が信奉する謎の人物「Q」について、欧州の二つの科学者チームは19日、最近まで札幌に暮らしていたロン・ワトキンス氏(34)ら2人の男性だった可能性が高いとの分析結果を発表した。2人はこれまでの朝日新聞の取材に、Qであることを否定している。

 Q名義の謎めいた投稿は2017年10月から20年12月まで、複数の匿名掲示板で5千件近くに上る。投稿は信奉者によって「解釈」が進められ、「世界は影の政府に操られている」「トランプ(前米大統領)は救世主だ」といった主張が広がった。

 Qは2017年10月、英語圏最大規模の掲示板「4chan(ちゃん)」に投稿し、同年11月にワトキンス氏が管理人を務めていた「8chan(ちゃん)」に移動。そこで、南アフリカ在住のポール・ファーバー氏(55)が運営する「ボード」(議論するトピックの場)に投稿していたが、18年1月には8ちゃん内の別のボードに移った。

 二つの科学者チームは、Qの投稿を時系列で分析。スイスのチームは「当初はファーバー氏だけ、その後はファーバー氏とワトキンス氏の両方、その後はワトキンス氏だけと文章が似ている」と指摘した。それぞれの期間は、Qの移行のタイミングと重なっている。

取材には「投稿したことはない」

 また、フランスのチームも「…

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