ドゥンドゥン、羽生結弦で盛り上がりも 中国社会は五輪をどう見た?
北京=井上亮 高田正幸
公式マスコットの「ビンドゥンドゥン」、史上初のクワッドアクセル(4回転半)に挑んだ「羽生結弦」、米国生まれの中国代表「谷愛凌(アイリーン・グー)」――。北京冬季五輪では、こんなキーワードが中国のSNSをにぎわせた。中国の人々の目に、五輪はどう映ったのだろうか。
閉幕前日の19日、北京市中心部の公式グッズ店には長い列が出来ていた。多くの人の目当てとなっていたのが、パンダをかたどったビンドゥンドゥンの人形だった。
店関係者によると、開幕前日の3日から行列ができ始めた。
3時間近く並んで購入した大学生の女性(20)は「前は何とも思っていなかったけど、最近になって急にかわいいと思うようになった」。開幕が近づきSNSで露出が増え、人気が高まったようだ。
そのビンドゥンドゥンに負けず劣らずの人気を示したのがフィギュアスケートの羽生結弦選手だ。19日にパンダの帽子をかぶった写真がネットで伝えられると、「Yuzuドゥンドゥン」の呼び名があっという間にSNSで広まった。
羽生選手がフリーに臨んだ1…