トラに襲われ飼育員死亡、園長が語る 那須サファリの事故はどう見た

有料会員記事

小野智美
[PR]

 那須サファリパーク(栃木県那須町)で1月、飼育員3人が飼育中のトラに襲われる事故が起きた。安全確認作業の不徹底が事故の一因とみられている。日本動物園水族館協会安全対策部長の坂本英房・京都市動物園長(61)は「事故の恐怖も反省も含めて、引き継いで繫(つな)ぐことです」と訴える。

 京都市動物園でも2008年6月7日朝、飼育員がアムールトラに襲われて死亡する事故が起きた。

 来園者が獣舎で倒れている飼育員を発見した。猛獣担当10年目のベテランだった。その後の調査によると、飼育員は忘れ物に気づいてトラ舎を離れた。戻ると、奥の扉が開いているのに掃除に入り、飼育中のトラに襲われて死亡した。

 当時、係長だった坂本園長は相次ぐ取材に応じながら声を詰まらせることもあった。亡くなった飼育員は、絶滅危惧種のアムールトラの繁殖に情熱を注ぎ、仲の良い友人でもあった。

「基本中の基本できていなかった」

 事故後、いくつもの安全対策…

この記事は有料会員記事です。残り1007文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら