みやま市の魅力、ショートムービーで紹介 博多や天神で放映
外尾誠
福岡県みやま市が、地元の名所や特産品を紹介する15秒のショートムービーを作った。2月の1カ月間、福岡市のJR博多駅や西鉄福岡(天神)駅近くの大型ビジョンで放映されている。
みやま市の認知度向上と来訪者増に加え、新型コロナ禍で利用客が減少する鉄道事業者の支援にもつなげようと企画した。
バイオリニストになる夢を諦めると決めた同市の女性が、歌手を目指す妹との対話を経て、バイオリンへの思いを再認識するという筋書き。その後の物語は、見た人に考えてもらおうという仕立てになっている。
福岡市在住でみやま市出身の映画監督小田憲和さん(33)が手がけた。昨秋に撮影した映像には、紅葉が美しい清水寺本坊庭園や老松神社のイチョウ、特産の山川みかん、鉱泉水を使った飲料「コガコーラ」などが登場する。
50秒の動画もあり、同市のユーチューブチャンネルで配信している。市企画振興課の担当者は「みやまの魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。(外尾誠)