ソウル歌手がアニソン大型新人に? 人気再燃の鈴木雅之が恐れること

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定塚遼
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 「アニソン界の大型新人」。ソウルシンガーの鈴木雅之に最近ついた異名だ。アニメとのタイアップや自身の過去の楽曲が動画投稿アプリTikTokで話題になるなど、再び脚光を浴び、2年連続で紅白歌合戦にも出場した。還暦をゴールに見据えていた音楽活動は、60代でまた新たな方向へと転がりだした。

 自らの曲を「BGM」と称する人に初めて会った。鈴木雅之は「大人のBGMになる音楽を作りたい。そう思ってずっと活動してきたんだ」と語る。

 背景音楽として聴き流して欲しくない。そんな思いから、『BGM』という言葉を自分の楽曲に当てはめられることを嫌うミュージシャンは多い。そのことを問うと、少し考えて「鈴木雅之の言うBGMは、ショッピングで流れているようなものとは違うんだ。あれは買い物に集中するために音が邪魔しないよう、あえて無機質なものになっている」と答える。

 「鈴木雅之が言うBGMっていうのは、人生の大事な場面で言葉が飛び込んでくる。背中を押してくれる。そんな音楽なんだ」と語る。「マーヴィン・ゲイという僕の大好きなソウルシンガーがいるけど、例えばソウルバーに行って好きな人に自分の気持ちを伝えようとしても勇気が出ない。そのとき『お前、行けよ』とそっと背中を押してくれる。そんな音楽を作りたいんだ」

カバー曲を集めた「DISCOVER JAPAN DX」を23日に発売する鈴木雅之さん。記事後半では、ラブソングへのこだわりやアニメソングに足を踏み入れた思いを語ります。

鈴木雅之はなぜアニソンとラブソングを歌うのか?

 シャネルズ、ラッツ&スター…

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