高橋真梨子、ライブ・アーティストの愛と矜持 最後の全国ツアー

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平山雄一・音楽評論家
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ステージ評

 高橋真梨子のツアー「Mariko Takahashi Concert vol.44 2022 our Days―Last Date―」を東京国際フォーラムホールAで観(み)た(6日)。

 1978年にソロ活動を開始して以来、毎年のように開催してきた全国ツアーは今回が最後となる。序盤のMCで「もう年でツアーが辛(つら)いの。よく頑張ってきたなと思います」と本人が赤裸々な言葉で語ると、会場から大きな拍手が起こった。ツアー直前に「ジョニィへの伝言」や「桃色吐息」などほぼセットリスト通りの曲を収めたアルバムがリリースされたので、観客は驚きは少ないものの安心して高橋の歌に浸る。高橋も楽しそうにジャズ・スタンダード「Unforgettable」を歌う。だが「空席がちらほらあって残念ね」と本音もチラリ。この日はコロナの感染拡大で、直前になって来場を断念したファンが多かったようだ。

 1曲ずつ丁寧に熱唱する高橋…

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