外交努力を踏みにじったプーチン氏 全土侵略の布石か、世界の行方は

有料会員記事ウクライナ情勢

ヨーロッパ総局長・国末憲人
[PR]

 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の自称「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」を承認したことは、冷戦終結後に各国が育んできた国際秩序への公然たる挑戦だ。力ずくの外交姿勢は、国際的なルールの順守や各国の主権の尊重、領土の一体性を無視している。

 ロシアによる武力行使の有無に世界の注目が集中していただけに、今回の措置はある意味で意外であり、一種の奇策だった。だが、2014年のロシアによるクリミア半島占領に続き、明確な武力行使を伴わない形での、事実上のウクライナ侵略だ。

解決の道を閉ざしかねない

ここから続き

 ロシアは今回と同様に、周辺…

この記事は有料会員記事です。残り1055文字有料会員になると続きをお読みいただけます。