相模川氾濫時は立体駐車場へ 緊急避難場所に海老名市と11施設協定
豊平森
台風などによる相模川の氾濫(はんらん)に備え、神奈川県海老名市は22日、商業施設の立体駐車場を緊急避難場所として開放してもらう協定を市内11施設(10社)と結んだ。2019年10月の台風19号の際、上流の城山ダム(相模原市緑区)の緊急放流などで氾濫の危機に直面した教訓を踏まえ、計6569台分を確保した。
市によると、相模川の氾濫による浸水想定区域は市役所や海老名駅周辺などの市中心部を含む市域の約半分を占め、市民の4割に当たる約5万6千人が区域内に住んでいる。協定では、城山ダムの緊急放流で相模川の氾濫が予想される場合に、市が施設側に立体駐車場の一時使用を要請。施設側は可能な限り協力し無償で提供するとしている。
ただ、これらの立体駐車場もほとんどが水深0・5~3メートルの浸水想定区域内にあるため、利用は2階以上に限定。浸水の危険がある1階部分は閉鎖して使えなくするという。
市によると、台風19号の際…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら