大月中心部に「桃太郎神社」 ほこら担ぐ鬼、伝説PR

永沼仁
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 【山梨】桃太郎伝説をもとにまちおこしをしている大月市の中心部に先月、「桃太郎神社」が設けられた。商店街の空き店舗を活用した施設に鬼が担いだ「ほこら」を置いたもので、伝説PRに一役買っている。

 百蔵(ももくら)山、犬目、鳥沢、猿橋、鬼の洞窟、鬼の石杖……。同市には、市周辺を含め桃太郎の民話にまつわる地名や名所が残り、「桃太郎」によるまちおこしが盛んだ。市では今年度、産業観光課の別称を「大月桃太郎課」とし、秋に桃太郎サミットを開催するなど、PRに力を入れている。

 桃太郎神社が設けられたのは中心街にある「桃太郎館」。市民有志でつくる「大月桃太郎連絡会議」が2018年、商店街の空き店舗に開設した。桃太郎伝説を紹介する資料や地図、地元作家の芸術作品などを並べてきた。

 年明け、施設の入り口に赤い鳥居を置いた。中には赤鬼が担いだ桃色のほこら、さい銭箱もある。赤鬼は市在住の小俣喜昭さんがつくった木彫で、ほこらと一体になったアート作品に仕上がっている。

 「大月」とかけ、「大きなツキをもたらす」と記した。連絡会議事務局の箕田雅友さん(71)は「宗教施設ではないが、お参りしてもらい、パワースポットとして利用してもらえるようにしました。おさい銭は、館の運営に使わせてもらいます」と話す。

 道を挟んだ反対側には、壁面に桃太郎のキャラクターが描かれたコンビニエンスストア「モモタローソン」もある。「店と一緒に相乗効果で盛り上げていきたい」(永沼仁)