NYダウ一時700ドル超安、4日連続値下がり ウクライナ情勢受け
真海喬生
22日の米ニューヨーク株式市場は、ウクライナ情勢の緊迫化で株価が大きく値下がりした。主要企業でつくるダウ工業株平均は一時、前週末より700ドル超下落した。終値は、482・57ドル(1・42%)安い3万3596・61ドルだった。ダウの値下がりは4営業日連続となった。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の一部地域の独立を承認し、軍の派遣を指示した。バイデン米大統領が22日に「侵攻の始まり」と批判するなど緊張が高まっている。欧米によるロシアへの経済制裁や、今後、情勢がさらに悪化することへの警戒感から株式が売られた。
ロシアが経済制裁への対抗措置として、石油や天然ガスの輸出を制限することへの懸念も高まっている。原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は22日に一時、1バレル=96ドルまで上昇した。(真海喬生)
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