かんぽ生命、法人営業759件で法令違反の疑い 取引時の確認怠る

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藤田知也
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 かんぽ生命の法人営業部門で、必要な書類確認をせずに取り付けた保険契約が多数見つかっていることがわかった。法令違反が疑われる契約は759社分に上り、営業社員の約1割の114人が関与。郵便局員による不正販売が社会問題化していたさなかでも、かんぽ社員による不適切な取引が昨春まで続いていた。

 かんぽ生命は朝日新聞の取材に「全面的な確認・調査を行っていることは事実」と回答している。

 反社会的勢力による資金洗浄マネーロンダリング)などを防ぐため、金融機関は犯罪収益移転防止法で取引時の本人確認が義務づけられており、法人の場合は公的に発行された証明書などで確認する必要がある。かんぽは、社内ルールでも必要な確認作業として定めている。

 複数のかんぽ関係者によると、松江支店(島根県)で昨春までの十数年間、法人向け保険の契約時に証明書の確認をしていない事例が発覚。これを機に昨秋に全社でアンケートを実施したところ、営業社員の4割(約460人)が「社内ルール違反の取引をしたことがある」と回答した。2015年10月以降の新規契約を調べた結果、法令違反の疑いが759社分の契約で見つかったという。

 確認を省いた社員の半数は…

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