市民活動めぐる言動、市議処分の見通し 「いじめだ」と支援の署名も

伊藤智章
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 愛知県愛西市議会政治倫理審査会は22日、吉川三津子市議(67)の市民活動をめぐる言動が市政治倫理条例に抵触している、との報告書をまとめた。近く議長に提出し、何らかの処分が出される見通し。「少数派いじめだ」と反発する吉川市議に対し、支援のネット署名が1800筆集まっている。

 問題となったのは、議会改革を求める市民団体が出した「議会ウオッチング通信」をめぐり、昨年8月に開かれた議員全員協議会でのやり取り。同僚市議が「発行者や(連絡先として掲載されている)電話番号が誰か知っているか」などと問いかけたのに対し、吉川市議が「知らない」と答えた。知人と判明した後に訂正しなかったことが「不誠実だ」というもの。

 また吉川市議が、市施設の指定管理者になっているNPO団体などに関係していることが、市民全体の利益を守るべき市議として疑惑をもたれたというもの。

 政倫審委員8人中5人は審査請求者。この日、「議長の口頭注意が妥当」とする意見も出たが、最終判断は議長にゆだねることになった。

 吉川市議は「知人の電話番号を全部暗記しているわけではなく、あの時点では知らなかった。そもそも議会が市民の活動を調べることも慎重になるべきだ。NPOの理事もとっくに辞めており、少数派いじめだ」と語った。(伊藤智章)