「先生は子どもいないからねぇ」 保育士が言われた時に返すべき言葉

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若松真平
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 3児の父であるSさんは、都内の認可保育園で働いている。

 保育士歴は約20年で、現在は主任として同僚たちの取りまとめ役だ。

 2月中旬、新人と雑談していたら、前日の出来事について相談された。

 夕方、母親が迎えに来たのに帰りたがらない園児がいたそうだ。

 何度か声をかけたが、塗り絵に熱中して「まだ遊びたい!」と言う。

 母親は早く帰りたかったのか、イライラしているようだった。

 新人保育士が「どうしましょうかね?」と母親に声をかけると、こんな言葉が返ってきた。

 「ベテランの○○先生だったらすぐに帰ってくれるんですけどね。やっぱり先生は若くて、お子さんもいらっしゃらないから~」

 かつてSさんも、新人で1歳児を担当していたころに同じことを言われたことがある。

 園児を着替えさせる際、襟元のボタンをとめ忘れて「先生は子どもいないからね~」と。

 その時はあまり気にすることなく、「明日もう1回チャンスをください!」と返した覚えがある。

 だが、今回は自分が言われたわけではない分、余計にその言葉が気になった。

 保護者対応も含めてしっかり頑張っている保育士に対して失礼なんじゃないか、と悔しかった。

 そして「次、そんなことを言われたら俺の出番だな」と言って、温めていた返しの言葉を披露した。

 「子どもがいない保育士が保…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年5月15日23時46分 投稿
    【視点】

    この記事が公開された直後に、「これはまずい記事だな」と思ったので、コメントしました。しかしかなりマイルドな表現にしたので主旨が伝わらなかったのか、掲載後1カ月以上がたった今でもこの記事が連日のようにツイッターでシェアされるので、追記します。

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    犬山紙子
    (エッセイスト)
    2022年4月13日20時38分 投稿
    【視点】

    まだ子育ての右も左も分からず、ただひたすら不安の中にいた時、保育士さんの存在が本当にありがたく感じたことを思い出します。 私は圧倒的に保育の素人で、そこにプロの人に関わってもらえる安心感、悩んだ時に孤立せず相談できるありがたさ、子どもを自