チェルノブイリ原発区域にロシア軍 ウクライナ各地にミサイル攻撃

有料会員記事ウクライナ情勢

モスクワ=中川仁樹、キエフ=喜田尚
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 ロシア軍は24日、ウクライナへの全面的な侵攻を開始した。同国政府などによると、首都キエフなど各地の軍事施設ミサイル攻撃や空爆を受けたほか、地上部隊も国境を越え、主要都市に迫っている。キエフでは銃撃戦も起きており、戦線はさらに拡大する可能性がある。米国や欧州などは強く非難し、ロシアへの制裁を強化する方針だ。

 ロシアのプーチン大統領は24日午前6時(モスクワ時間)、テレビ演説で、親ロシア派組織とウクライナ軍の対立が続く同国東部での「特別軍事作戦」の実施を宣言。米国や北大西洋条約機構(NATO)の脅威が迫っているとして「ロシア、そして国民を守るにはほかに方法がなかった」と主張し、「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つ」と警告した。「ウクライナ領土の占領はない」とも話した。

 ウクライナ国防省は同時刻にロシア軍の空爆が始まったと発表した。いずれも飛行場があるキエフ郊外のボリスピリや東部クラマトルスクなど6地点で、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島に隣接する地域も攻撃を受けているという。朝日新聞記者も演説の開始直後、キエフで数時間にわたり、断続的な爆発音を聞いた。

 ロイター通信は24日、ウクライナ大統領府の情報として、同国軍の兵士40人以上が死亡し、数十人が負傷したと報道。AFP通信は市民約10人が死亡したと報じた。

 一方、東部ルガンスク州では、ロシア側に50人前後の死者が出たほか、ロシアの航空機を撃墜したり、戦車を破壊したりしたとウクライナ軍が説明している、とロイター通信が報道。だが、ロシア側はこうした情報を否定しているとも伝えた。

 ウクライナ内務省当局者は2…

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