配線器具の発火事故が2年連続で増加 テレワーク普及が影響か

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川見能人
【動画】配線器具の発火事故の再現映像=製品評価技術基盤機構提供
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 延長コードなどの配線器具から発火する事故が増加傾向にあるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。家電の電源プラグに耐火性のある素材を使うことが2016年に義務づけられ、事故は減少傾向にあったが、20年から増加に転じた。NITEは新型コロナテレワークが普及し、自宅で電気器具を使う機会が増えたことが背景にあるとみている。

 NITEによると、16~21年の6年間にメーカーや警察などから通知された配線器具の発火事故は全国で250件。4人が死亡し、1人が重傷、22人が軽傷を負った。使い方に関係する発火では、コンセントに付着したほこりや液体に微弱な電流が流れて発火に至る「トラッキング現象」や、プラグの変形などによる接触不良が多かったという。

 16年から電気用品安全法の新たな技術基準が適用され、家電製品の電源プラグの発火対策が強化された。16年に63件あった発火事故は年々減少し、19年には23件まで減った。だが、20年は一転して26件に増え、21年も32件に増えた。

 家電量販店やホームセンターの販売動向の調査では、20、21年は、複数の電源プラグを差し込めるテーブルタップや、延長コードの売れ行きが好調だったとされる。NITEは、コロナ禍でテレワークが急速に普及し、自宅でパソコンやプリンターなどを同時に使う機会が増え、ニーズが高まったとみている。

 製品自体が不良品だった場合…

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