ロシアへの航空機販売を禁止、金融アクセスも制限 EU首脳会議

ウクライナ情勢

ブリュッセル=青田秀樹
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 欧州連合(EU)は25日未明、ロシアへの経済制裁などを議論した緊急の首脳会議を終えた。ミシェル常任議長らが記者会見し、加盟27カ国の首脳で合意した制裁の概要について説明した。

 ロシアの航空会社にエアバスなどの航空機やその関連製品を販売することを禁じるほか、金融分野では、EUの金融市場へのアクセス制限を科す。ロシアの銀行だけでなく、防衛分野などの国営企業も対象にする。

 貿易では、半導体や最先端ソフトの輸出を規制し、天然ガスと並ぶロシアの収入源である原油部門を狙ってインフラ設備関連の輸出を禁じる。EUに依存しているという石油精製施設の性能向上を阻むという。

 EUの天然ガス輸入の4割はロシアからだが、日本からの融通も含めて液化天然ガスの確保を進めており、フォンデアライエン欧州委員長は「ロシアが(報復措置で)供給を止めても、この冬を乗り切るだけの量がある」と説明した。

 一連の制裁は、米国や英国にとどまらず、韓国や日本とも緊密に協議していると説明。フォンデアライエン氏は「我々の結束は、我々の力だ」と語った。(ブリュッセル=青田秀樹)