自民党は25日、2022年の運動方針案を決めた。強固な党組織を構築するため「連合並びに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進める」とし、「連合」を明記した。連合は非自民勢力を支持してきたが、最近は自民との距離を縮めており、自民としても支持層の拡大をめざす。
昨年の運動方針では「労働組合との関係強化のため友好的な労組との政策懇談を進める」との表現にとどめていた。小渕優子組織運動本部長は今回、連合を明記したことについて会見で「賃上げを含めて同じ方向性で一緒に力を合わせられる」と指摘。「積極的に政策懇談を進めるのが大事ではないか」と説明した。
連合と自民は最近、芳野友子…
- 【視点】
先の衆院選では小選挙区に限って言えば野党共闘が一定程度ワークして、接戦区が増えた。代わりに立憲は壊滅的に比例票が伸びなかったわけだが(その比例票のロスが野党共闘によるものかどうかはまた別の話)、野党共闘が構造上継続すれば、少なくとも参院選に