駆け上がる炎が春を呼ぶ 国内最大級のカルスト台地・秋吉台で山焼き

太田原奈都乃
【動画】秋吉台の山焼き=堀英治撮影
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 山口県美祢市にある国内最大級のカルスト台地・秋吉台で26日、山焼きがあった。草原の森林化を防ぎ、景観を守るための伝統行事。約1500人が見守るなか、黄金色の山肌約1138ヘクタールを炎が駆け上がっていった。黒く焼けた一面からは4月になると草木が芽吹く。

 長門市から毎年訪れている杉山芳政さん(72)は展望台から写真を撮った。炎が広がっていくのがいつもよりも遅いように感じた。「でもこれで春が来る」

 山肌に腰掛けていた古谷多聞さん(18)と松尾俊治さん(18)は幼稚園からの幼なじみで高校3年生。大学入試を終え、山口市から2時間半、自転車をこいで来た。秋吉台にはよく来る。夏は緑の草原。秋は風に揺れるススキの穂。古谷さんは「自然を感じられるいい場所です」と言った。

 美祢市観光協会はドローンを飛ばしてライブ配信した。(太田原奈都乃)